Twilight Clubs

「BrothWorks Presents MORROW at.LIQUIDROOM」 VJ、ステージ装飾、DJを担当

「BrothWorks Presents MORROW at.LIQUIDROOM」 VJ、ステージ装飾、DJを担当

東京の渋谷を代表するライブハウス LIQUIDROOMにて行われた”BrothWorks Presents MORROW “
BrothWorks所属アーティスト、kojikoji、NEWLY、空音の3組が出演した3マンイベント。ステージ後方には布を括り付けたトラスを設置し、プロジェクターからのVJ映像が立体的にステージ背面を映し、ステージ中央にアナログテレビを積み上げ、各アーティストのパフォーマンスを引き立たせた。
トップバッターを努めたkojikojiの心地の良い声とサポートメンバーのNEWLYと奏でるサウンドで会場は瞬く間にkojikojiの世界観へ引きずり込まれた。

2組目に登場したのは、勢いのあるラップにメロウなリリックに定評があるラッパー、空音。
会場の空気の作り方は、いつみても驚いてしまうほどその場の空気が一気に”空音色”となる。サポートのDJ Rinのスクラッチにも会場は沸き、ベースにNEWLY、そしてTwilightclubsの一員且つBroth Works の代表でもある清水の飛び入りで数曲披露し、アグレッシヴなリミックスがここでしか味わえないような興奮を覚えた。

会場が一体となる頃にはVJの映像にも拍車がかかり、一種の”ゾーン”に入ったような気持ちになった。今回使用したVJソフトはSerato Videoで、リアルタイムでコントローラーを調整して荒々しさを出した。

ラストを務めたのはComposerのNEWLYだ。ベース、ギター、キーボード、そして10トラックをシーケンスを一人で操るNEWLY。楽器を手に取り、beatに乗せていく姿は誰が見ても圧巻。他人の家にお邪魔して冷蔵庫にあるもので一流の味の料理を提供するシェフのようだ。
彼の演奏中のVJはステージにカメラマンとして清水が参加し、そのカメラからリアルタイムで映し出したNEWLY自身の映像に3Dロゴなどの映像素材を組み合わせたVJ+ライブ映像という行った。

アンコールは3人でのセッション。息の合った空音・kojikojiの掛け合いに合わせたNEWLYが演奏するパフォーマンスは、それぞれの価値観を観客と共有し、大勢に大きな感動を与えた。こういった雰囲気が、これこそBroth Worksなのだと再認識できる時間だったのではないだろうか。
最後に3人でお辞儀をしてイベントは終演を迎えたが、最後のお客さんまでを送り出すまでTwilight clubsのDJ timeは続いた。

後まわしになったが、ステージ装飾では映像を立体的に表現したかったため、3m高のトラスを背面から手前左右に2台組み、透ける白布を設置して背面の壁にも映像が立体的に映る箇所があるように奥行きのあるスクリーンを作成。更にステージに15台のブラウン管テレビを設置し、それぞれに映像を映した。

リアルタイムに映像を映すのに使用した機材はSony FX6 + FE 24mm F1.4 GM。VJの素材には各メンバーの3DロゴをTwilightclbsで制作した。
それぞれのブラウン管にも個性(古さや状態の違い)があり、映される映像にも独特のエフェクトがかかっており、このイベントのランドマークにもなっていた。
イベントの始まりと終わりの照明が切れている時間帯には際立って印象深い光景だった。

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